【多治見市脇之島町 中古戸建ての不動案査定から買取まで】
2022/09/29
多治見市脇之島町の中古戸建ての不動産査定のご依頼がありました。今回はご本人様ではなく、その方の娘さんからのご相談でした。実はこの娘さんは以前、弊社の仲介で可児市の下恵土で新築戸建てを購入していただいたご家族の方でした。
その方のお父様の家、つまりその娘さんにとっては生まれ育った実家になるわけです。お母様も1年前に他界され、現在はお父様が一人暮らしをされていて、奥様の一周忌を迎えたのを期に娘さんがお父さんを可児市の購入した家に迎え入れたいとのことでした。こういったお話は最近は本当に多くあります。
このケースの共通点は
・特段お金に困っているわけでもないので売り急いでいるわけではない。
・築30年以上経っているのでそれなりにリフォームは必要になる。
・売主様が高齢で比較的遠方に引っ越しされることになるので、その後の物件管理が難しくなる。
といったところでしょうか。
当然、少しでも高く売却できた方がいいので、まずは仲介での売却する場合の査定を提案します。時間はかかるかもしれませんが買取価格よりも高く売却できます。
この多治見市脇之島町というのはバブル時代に名古屋圏の郊外住宅団地として開発された多治見市で一番大きな住宅団地であり、いわゆる団塊の世代のマンモス団地でした。ということは、逆に今ではこの方のようなケースが多く、同じような理由で市場に売却されている中古戸建てがたくさん出回っているのです。当然、築年数も近いので物件自体は似たり寄ったりです。なので比較物件は多いのでそれらと比較して査定金額はつけやすいのですが、実際に売却できるかどうかは買主様次第となりやすいのです。つまり供給が多いのこの地域で中古戸建てを購入検討されている方は、多くの中から選択できるわけです。ですから条件の良い物件から売れていくのです。
この方の物件は家自体は丁寧に使用されておりお手入れも行き届いていたので、他の物件と劣るわけではないです。ただ一つ、今の時代に致命的な点が「駐車スペースが1台分」といった点でした。多治見市内で戸建て住宅を検討して見える方は都心と違って駐車スペースは最低でも2台で探している方がほとんどです。ネットなどでまずはご自身で検索されてから具体的に検討されるケースでは最初の段階でこの物件は候補に入らないことになります。なので売出価格で調整しても売却には時間がかかると思いました。かといって今の段階で駐車場増設の造成工事をして費用をかけるのもおススメできません。なので購入検討者に提案できるよう予めその外構工事を含めたリフォーム費用の見積もりも取って、それを売出価格に反映しての売却活動を提案してみました。
提案後すぐにご連絡いただきました。「時間がかかって家自体が傷んだり、お庭の草などの心配することがないように早くすっきりしたのでできれば買取をしてほしい」と。すでに再販できるリフォーム等の見積もりも取ってあったので買取査定もすぐにさせていただきました。買取の金額もご納得いただき、中の荷物等も必要なものだけお持ちいただき不要なもの等はこちらで処分するようにして、売主様には極力負担のないようにさせていただきました。
このように、私どもは「少しでも高く売れるように」と考えてしまいますが、お金だけでなく、その方たちが生活してきた財産を扱わせていただいているんだと改めて思いました。リフォームや造成工事には時間と費用は掛かりましたが、やはり完成してからはさほど時間がかからず売却することができました。また新たにその場所、家で新たな生活が始まるのならば良かったと売主様も喜んでいただけました。
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