可児市桜ケ丘の中古戸建ての不動産査定と任意売却

可児市桜ケ丘の中古戸建ての不動産査定と任意売却のお話です。

 

任意売却というのは、債権者つまり住宅ローンを借入している銀行等の金融機関の了承を得て一般市場で不動産売却をすることです。わかりやすく言い換えると、『住宅ローンが支払えなくなったので不動産を売却して住宅ローンを返済してしまいたい。でも今この不動産を売却しても借入している住宅ローンの全額を穴埋めできない。残った金額をどう処理するかを債権者と不動産の所有者と相談して決める。売却する不動産に関しては設定してある抵当権は抹消して売り渡すことができる。』という内容になります。

 

今回は所有者様からの相談ではなく、債権者様からのご依頼でした。可児市の桜ケ丘は弊社から車で5分くらいのところだったのでその日のうちに場所と外観だけ確認し、所有者様と連絡だけ取らせてもらいました。任意売却は売主様は協力的か逆に全くの非協力的かに分かれますが後者の方が圧倒的に多いです。それは自分の家が不本意ながら売却せざるを得ないので致し方ないと思います。特に今回は、所有者様自ら金融機関や不動産会社に相談に行かれたわけでなく、本来借り入れされた金融機関が債権回収会社に債権譲渡をされてその債権回収会社から弊社への不動産査定依頼だったので所有者様からしてみれば気持ちの良いものではないはずです。実際に私の経験上、このパターンは連絡がなかなか取れなかったり、家の中を見せてくれなかったり、家の中が片付いていないのでお客さんを案内しても良い印象を持たれないことが多いのです。そりゃそうですよね。できれば手放したくないマイホームなので当たり前だと思います。

ですから私もそれは覚悟をしたうえで所有者様とやり取りしましたが、非常に献身的で協力的な方でした。スムーズにアポイントも取れ、ご挨拶かねて宅内も拝見させていただきましたので、すぐに査定価格も債権者に提出することができました。

不動産売却した際の諸費用なども計算し、残債等も債権者と打合せして売却活動をはじめました。

 

お忙しい方でしたが気持ちよく内覧させてくれましたし、男性お一人暮らしなのに家の中はきれいに片づけていただけていたので内覧された方にも好印象でした。築年数相応の経年劣化以外はさほど傷み等もなく、2か月ほどして購入者様が現れました。購入者様からしてみても条件さえ合えば任意売却で不動産購入できるというのは金額だけ見れば非常にお得だと思います。売主様や債権者様からしても競売での売却と比べたら一般的は高く売却できるのです。今回は売主様の引っ越しの費用の工面、宅内と敷地の動産物は必要なもの以外はこちらで処分しますという条件で売主様、債権者様ご納得の上で売買契約が成立しました。

 

売主様もほっとた感じで「やっと肩の荷が下りてこれから再出発できる」と喜んでいただけましたし、買主様からも「いい条件で家を買うことができました」と予定より安く家を買うことができたのでリフォームにお金をかけようと意気込んでいらっしゃいました。

 

このように、住宅ローンも返済が苦しくなったらまずはご相談ください。特に今のご時世はお仕事関係が不意に不調になったり、収入が安定しなかったりと不本意なことが起こることは珍しくありません。そういった場面でもお役に立てればと思います。